奇跡も実は物理法則

『サレンダー』という本を読みました。

私の講座を受講頂いた経営者の方から紹介されたのですが、著者はマイケル・A・シンガーさん（以下写真）で、従業員2000名を超えるIT企業の創業者であり経営者だった方。

すでにビジネスからは引退されているようですが、彼一代で従業員2000名を超えるような大企業を築き上げたわけです。

ただ彼の歩みが面白いのは、『目指してそうなった』のではなく、『成り行きでそうなった』というところ。

『IT企業を起業しよう』、『大きな会社を作ろう』、『お金をどんどん稼ごう』なんて夢や目標は全くなく、人生を信頼して、ただ人生に身を委ねていたらいつの間にかそうなってしまった、なんて感じなんです。(*ﾟｰﾟ*)

シンガーさんは大学院在学中(1971年)に瞑想やヨガにのめりこみ、森の中に自分で小屋を建て、そこで暮らすようになります。

その当時流行の「ヒッピー」だったようで、長髪で、いつもサンダルばきといういでたち。（*｀▽´*）ｳﾋｮﾋｮ

そんな中、小屋を建てた経験が買われて、他からも建築物を頼まれるなどが続き、正式に建築会社として法人化。

請負いの建築仕事を続ける中、たまたま寄った電氣店で当時まだ出立てのパソコンに興味が湧き、購入。

プログラミングが面白くなり、自分の会社で使うソフトウエアなども自作するように。

そうしたら、その経験を買われていろんなところからソフトウエア制作の依頼が来るように。

そんなことが続いたことからソフトウエアの会社も起業し、当時まだ誰も手を付けてなかった医療機関向けのソフトウエア開発に着手。

そのソフトがやがて全米約半分の医院に導入されるなど大ヒット。ﾜ━(*ﾟ∀ﾟ人ﾟ∀ﾟ*)━ｨ♪!

その後、他企業との合併などを経て最終的には2000名を超える企業の最高経営責任者になった、なんて話でした。

なんか嘘みたいな展開です。

シンガーさんがやったことは、『ヨガと瞑想で心を落ち着け、やってみようと思ったことをやり、人生が差し出すものに乗ってみる』ということを続けただけ。

もっと売り上げを上げようとか、もっと会社を大きくしようなんて一切考えず、ただ人生を信頼し、その人生に身を委ねた。

そうしたら想像すらできないような、とんでもなとこまで行ってしまったわけです。｡ﾟ(ﾟ^∀^ﾟ)ﾟ｡ ｱﾋｬﾋｬﾋｬ

書籍名『サレンダー（surrender）』の意味は、降参する、従う、身を任せるなどです。

原題が『The Surrender Experiment』ですので、『完全に身を任せるという実験をした結果、こんなことが起こりました』という経験談ですね。

あなたは、あなた自身の人生を信頼して、その人生に完全に身を任せることって出来ますか？

結構怖いし勇氣がいることだと思います。(*^.^*)

なんせ世俗的な地位、お金、名誉、評判などを追わずに、それら全てを自然の流れに任せるということですから。

下手したらそれら全てを台無しにするかもしれない、、、なんて恐れが芽生えるでしょうし。

でもシンガーさんは結局それで上手く行ってしまったわけです。

たまたまシンガーさんが上手く行っただけなのか？

もちろんそうかもしれませんが、でもその一方で思うのが、最近こんな感じで上手く行っている人が増えているということ。(￣▽￣)

つまり夢や目標を設定し、それを達成するために「あれをしなければ、これをしなければ」なんて人より、『なんとなくやってみたい』で選択し、それに一生懸命取り組んでいたら自分の想定以上に上手く行ってしまった、という人です。

実際私の新刊『夢や理想以上の現実を引き寄せる!!: 科学的「流される生き方」のススメ』でもそんな事例をいくつか紹介してますしね。

でも量子力学的に考えると、このような現象も合点が行きます。

人生を信頼して身を委ねている状態というのは、ある意味安心している意識状態と同じですし、素直にやってみたいこと、興味が沸いたことをやるということは、ワクワクまたは夢中の意識状態が多いはず。

そして、安心とワクワクの意識状態が長ければ、当然それがさらに拡大する現実が展開することになります。(*^ー^)ノ

なぜなら、目の前の現実全てを作り上げている量子は意識した方に偏る傾向があるからです。

なので、量子力学的に考えれば、シンガーさんの体験は奇跡でもたまたまでもなく、単なる物理法則と言えます。

シンガーさんはその物理法則を知らずに実践し、上手く行ってしまったということ。(≡^∇^≡)

でもこれをお読みのあなたは違います。

なぜなら、それが物理法則であることを知ってますからね。

なので、その物理法則を知った上で、それを活かす生き方をするか否か。

その選択はあなたに委ねられている訳です。

どうせなら知ったことを活かしたほうがいいと思いますけどねー。ﾍ(ﾟ∀ﾟ*)ﾉ

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