受け入れて、循環し、進化する
循環して進化する
私たちは循環の中で生きています。
毎日ご飯を食べて消化、吸収し、排泄する。
それらがやがて土に帰り、作物となり、その作物を食べたり、その作物を食べる動物を食べたりする。
そのサイクルが毎日循環しているわけです。
あなたや私という命も親から受け継がれたものですが、やがて死を迎え、私たちの命も次の世代に継承されていく。
だから人間の命も循環です。
地球でさえもそう。
やがて星としての寿命を迎え、消滅する運命にあります。
この運命は宇宙の全ての存在に当てはまりますが、一方で、すべてが繋がって循環していると考えれば、ある意味「終わりはない」とも言えます。
私やあなたの命でさえ、一個人の人生という点で捉えれば死ぬことで終わりを迎えますが、それが何らかの形で受け継がれていくと考えれば、これも「終わりはない」と言えます。
私たちはそもそも、大なり小なり、何らかの循環に組み込まれた存在なんです。(*゚ー゚*)
そして、循環のサイクルといえば「回転」ですよね。
回転といえば、私たちの地球も自転や公転という形で一時も休まず回転しています。
太陽系も銀河系の中を高速で回転していますし、銀河系自体がそもそも回転しています。
なので、ある意味この宇宙には回転していないものは存在していないし、「回転=存在のエネルギー」というわけです。
現に、あなたの周りにも「磁場」という形で存在のエネルギーが回転(循環)しているし、それは地球の周りも同様のこと。
そして、このような循環型の永続的なエネルギー形態を「トーラス構造」と呼びます。
つまり、私たちという存在は、循環という回転エネルギーの中にあり、私たち自身もトーラス状の回転エネルギーを出しているんです。
で、そのようなトーラス状のエネルギー構造を現した字が「氣」という文字になります。
一般的には「気」が使われていますが、これは同じエネルギーでも真ん中に「〆る」という字が使われているので、エネルギーを抑え込む方向に働きます。
なので、私はなるべく意図的に「氣」を使うようにしています。
実際に「氣」と「気」では文字としてパワーがまるで違いますよ。(*^.^*)
そのことはちょっと置いといて。
話を元に戻しますが、回転(循環)がこの世のそもそもの摂理でありエネルギーであるならば、その「回転の原理」を理解しなければなりません。
その回転の原理は以下の太極図(陰陽図、タオ図)で表されています。
この図は古代中国の易経が元だと言われていますが、量子力学的にも「この世の摂理を表している」と言えます。
現に量子力学の祖といわれるニールス・ボーア博士は、太極図をボーア家の家紋に採用したぐらいですから。
ご覧の通り、この図は「陰」と「陽」で成り立っています。
そして円になっていますよね。
つまりこの図もある意味で回転(循環)を表しているんです。
で、その回転の原理が「陰と陽」なんです。
簡単にいえば、食べ物を食べるという「陽」ばかりで、排泄という「陰」をしなければ、循環という回転が生まれず、いずれ死んでしまいます。(・Θ・;)
食べ物を食べて排泄する、という「陰陽の循環」があるからこそ、人は成長、進化するわけです。
そしてこれはあなたという存在、あなたの人生についても同じこと。
あなたには素晴らしく良い部分もあれば、醜く悪い部分もある。
あなたの人生には辛くて嫌なこともあれば、幸せで楽しいこともある。
つまり、必ず「陰」と「陽」があるんです。
そして、この陰と陽を繰り返すことで循環し、あなたは成長、進化しているはずなんです。
なので、両方必要なんです。
もしあなたが、あなた自身の嫌な部分やダメな部分を必死で無くそう、取り除こうとしているのなら、まずその行為を止めましょう。
その代わりに、「それはそれで良し」として受け入れるんです。
もしあなたが辛い状況で、「いち早くこの状態から脱したい」と躍起になっているなら、躍起になるのも止めましょう。
その代わりに、「これも良い経験、仕方のないこと」と受け入れるんです。
そうすれば、時期に「陽」の状態に転換していきます。
つまり、循環(回転)するということです。
陰の部分を無くそう、そこから逃れようとする前提の意識は「無くならない、逃れられない」です。
だから、余計に「無くならない、逃れられない」状態が確定し続けるんです。
そうではなくて、その状況を受け入れて、状況を循環させるんです。
だって、そのような「陰」の状況あっての成長、進化なんですから。
そのように成長、進化したあなたは、より大きな氣づきとともに、さらに覚醒しているはずですよ。(≡^∇^≡)
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