事業は自己表現
- 自分軸と引き寄せ 仕事に関する引き寄せ
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- 2016年7月13日
事業は自己表現
私のセッションを受けていただいているお客さんの約半分はご自分で事業をされている個人事業主や経営者の方です。
そういう方々は、自分の決断と選択に事業の浮き沈みが左右されますので、当然プレッシャーも大きいです。
でも、そのぶんやりがいも大きくなり、かつ何事も自分で決められるという点で余計なストレスもかかり難いという点があります。
で、この、「自分で何事も決められる」ということが実は結構重要だったりします。
人間が大きなストレスを感じる原因の一つは、「自分の意にそぐわなことを無理矢理やらされる」ということです。
当たり前のことですが、人間は一人一人が違います。
顔や背格好などの外見だけでなく、性格、得手不得手、好き嫌いなども、皆人それぞれです。
でもその一方で、誰一人として同じ人はいないのに、いつの間にか、「他の誰かになろう」としだします。
「そうなるべきだ」、「そうなったほうがいい」、「そうなるのが常識だ」という社会通念的なものが、いつの間にか潜在意識を占領するからです。
本当はそんなことしたくないけど、本当はすごく苦手なことだけど、無理矢理頑張って、それを出来るようになる。
出来るようにならなければならない。
そう信じるようになります。(ノ_・。)
それが美徳で、それが人間の成長だと言われてきました。
でも、これも当たり前のことですが、それが元々大好きで、そもそも得意な人が同じ努力をすれば、当然そちらの方が良い結果になるわけです。
プロ野球選手が「野球は大嫌いなんですが、それをどうにか克服してプロ野球の選手になりました!!」なんて聞いたことないでしょ?(^o^;)
解散騒動で揺れたSMAPですが、彼らの歌「世界に一つだけの花」はまさにこのことを歌った歌です。
この曲の作詞作曲が槇原敬之さんですが、彼が覚せい剤所持で留置場に入った経験がきっかけで出来た曲らしいです。
留置所生活を通じて、本当の自分が何をしたいのかを見つめ直し、その結論として、「自分の歌が、本当に聴いて欲しい人に届いていない」と氣付いたそう。
彼はインタビューの中でこう語ってます。
(自分の)歌が、人の心の中で、本当の意味で必要なものでありたいと思ってから、急にすべてが変わりました。だからこそ、SMAPの歌が書けたと思う。
彼が本当に歌で伝えたかったことを見つめ直して作った曲が、今や国民的な大ヒット曲となってます。
そして、なぜ大ヒットしたかというと、多くの人が共感できる曲だからです。
皆、潜在意識では、「ただ自分らしくあればいい」と思っている。
現実はそういう状態じゃないとしても、潜在意識ではそう思っているので、体は反応してしまいます。
体の反応は、無意識(潜在意識)による本能的な反射ですから。
「あー、すごくいい歌だ~」と感情が動かされるわけです。
そして、実際は本当にそうなんです。
本当の自分を表現すれば、自然と上手くいくようになっているんです。
仕事や事業にしてもそうです。
こっちの方が儲かりそう、こっちの方が得しそう、という選択ももちろんありますが、それだけだと結局上手くいかない。(>_<)
本当の自分がその仕事や事業に表現されていないと、結局どこかでつまづきます。
または苦労が増えます。
あなたの周りを見回してみてください。
なんか上手くいってそうな人とか、なんかいつも楽しそうな人って、結構「自分らしく生きている」という人ではないですか?
そういう人はちょっとわがままだったり、ちょっと偏屈なところがあったりするかもしれませんが。
でも、それは自分に正直に生きているということです。
変に他人に媚びたり、へつらうこと無く、自分がやりたいと思ったこと、好きだと感じることなどを素直にやっている。
で、結局そういう人たちは、「自分を偽り無く表現することで、仕事や事業が上手くいく」ということを体験的に知ってるんです。
あなたの、仕事、あるいは事業は、本当のあなたを表現してますか?
他人との比較や競争の中で、まだ他の誰かになろうとしていませんか?
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