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感覚に従い、想定外に生きる
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- 2018年11月5日
宮本武蔵と言えば誰もが知る超有名な剣豪です。(・∀・)
彼は「五輪書(ごりんのしょ)」と呼ばれる兵法書を書いているのですが、そこにはこんな記述があるそうです。
”観の目つよく、見の目よわく、遠き所を近く見、近き所を遠く見ること、兵法の専なり”
簡単に言えば、部分という一部に捉われるのではなく、遠くを見るように全体をぼーっと捉えることが大切、という意味です。
そして、全体をぼーっと捉えることを『観の目』とおっしゃってる。(・ω・)b
そのような『観の目』の状態でないと、相手の動きを正確に捉えて反応することが出来ない、ということなんです。
実は私も街中の人混みを歩く時は『観の目』に近い状態で歩いたりしています。(#^ω^)
なぜかというと、そのような状態で歩いていると人混みをスイスイ抜けられるからです。
つまり、ボケーっとした顔(゜ρ゜)、もとい、ボーッとした目をして歩いているわけです。
まー、ボケーっとした顔しているかもしれませんがね。( ̄m ̄〃)ぷぷっ!
で、実際にそのような目をして歩いている方が、体が勝手に前からくる相手の動きを察知してよけてくれるんです。
逆に、来る人来る人に視点を合わせて、「あ、こっちによけないと」なんて考えながら歩いていると、かえってぶつかりそうになりますし、まともに歩けません。
なぜかと言うと、一つの対象に焦点を絞った瞬間にその対象に捉われて他が見えなくなり、それらに反応できなくなるからです。
実は、『見る』と言う行為は、他のものを見えなくする行為でもあります。
人間は何かを集中して見ている時は、他のもの(こと)を見ることが出来ないからです。(*^.^*)
なので、宮本武蔵は一点だけを見る「見の目」を「よわく」と表現したんです。
さらに言えば、そのようなボーッとした状態の方が『脳幹』が働きやすくなります。
ちなみに『脳幹』は本能的な反射や生命維持を担っている脳の部位です。
ボーッとした状態の方が思考が入り難いので、本能的な反射を担っている脳幹の反応が鋭くなり、とっさに最適な動きが出やすくなるんです。
私が日常的にやっている「人混みをボーッと歩く」も、ある意味で脳幹の反応に任せて歩いている、と言うことになります。(*^o^*)
ところで、なぜこんな話をしているのか?
何も、これを読んでいるあなたに剣の達人になって欲しいわけでも、人混みをスイスイ歩いて欲しいわけでもありませんよ。Ψ(`∀´)Ψヶヶヶ
まー、やりたかったらやってみればいいですがね。
そうではなくて、「これしかない」とか、「こうでなければならない」とか、あまり一つのことにこだわり過ぎ無い方がいい、ってことです。
特にこだわり過ぎない方が良いのは、『夢や目標』、『やり方』にです。(・∀・)/
なぜかと言うと、一つの『夢や目標』、『やり方』にこだわり過ぎると、もっと良い状態が得られるかもしれないそれ以外の『夢や目標』、『やり方』に目がいかなくなるからです。
つまり、宮本武蔵の言う、一部だけしか見ていない「見の目」状態になってしまうわけです。( ゚∀゚; )タラー
今のあなたには『夢や目標』、そしてそれを達成するために取り組んでいる何らかの『やり方』はありますか?
別にあっても良いのですが、その『夢や目標』、そしてそれを手に入れるための『やり方』は、あくまでも今の時点でのあなたが『そうなるのが一番だ、そうするのが正しい』と『想定している』目標であり、やり方ですよね。
そう、それらはあくまであなたの頭という、非常に限られたリソースにより考え出された『想定』なんです。。゚(゚^∀^゚)゚。 アヒャヒャヒャ
あなたの頭を「非常に限られたリソース」なんて言うのは失礼かもしれませんが、実際それは私にしても同じこと。
一人だけの知識、体験、考えられる範囲には限りがあり、その中で「こうなるのが一番、こうするのが正しい」と思っていても、実は違うかもしれない。(・ω・)b
もっと良い、もっと本当のあなたにふさわしい『目標や夢』、『やり方』が別にあるかもしれないんです。
そして、もっとあなたにふさわしい『目標や夢』、『やり方』に氣づくためには、ある意味、それら今持っている夢ややり方についても『観の目』でいた方が良いんです。
つまり、「何がなんでも達成してやるんだ!!」というよりも、「こうなったら良いけど、別にならなくてもいいや。もっと良いことあるかもしれないし」てな感じでね。(^ε^)♪
そんな感じで夢や目標、やり方にこだわらず、ある意味で『氣楽』にしていると、「お、これ面白そう」とか、「へー、これは興味深い」なんてことにも氣づきやすくなります。
で、そのような興味、関心に従って色々取り組んでいると、あれよあれよと良い方向にスイスイ進んで行くようになったりします。
まさに人混みの中をスイスイ進めるようにね。(^∇^)
実際、人混みをスイスイ進むのも、あれよあれよと物事が良い方向に進んで行くのも、脳幹による最適ルートの選択、と言う意味では同じことです。
どちらにしても『本能的な感覚に従っていること』になるため、それはつまり脳幹の反応に従っていることになるからです。
そして、脳幹の反応に従っている方が最終的には上手くいきます。(・∀・)/
なぜ上手く行くかと言うと、それは本当のあなたに従っていることになるからです。
よくよく考えればわかりますが、言葉とそれに伴い身につけてきた思考パターンは、もともとあなたに備わっていたものではありませんよね?
それらは成長するにつれて徐々に身につけたものであり、それらは本来のあなたではないんです。
でも脳幹などの感覚器官は違います。
それらは元々あなたに備わっていたものであり、それが意味するところは、本当のあなたは『感覚だ』と言うことです。エッ(゚Д゚≡゚Д゚)マジ?
そういう意味では、あなたが本当に進むべき方向は、常に感覚が示してくれているんです。
そして、その感覚に従って行くと、想定外の事態がたくさん起こったりします。
もちろん、それらは結果良い方向に進む想定外です。
かくいう私も、「こうなるのが一番、こうするのが正しい」なんて想定して頑張っていた頃は全然うまく行きませんでしたが、「これは面白そう、これは興味深い」なんていう自分の感覚に従って行ったら、あれよあれよと想定以上の良い状態になってしまいました。( ゚∀゚ )ハァーハッハッ!!
確かに『感覚に従う』というのは勇氣のいることです。
そちらの方が先が見えない感じがあったり、危険な道のように思えるからです。( T_T)\(^-^ )
でも、「すべてが自分の想定した期待通り」という人生より、「マジ、こんなこと起こるの?」なんて感じの方が楽しくないですか?
筋書きがすべて見えてて「なんだ、やっぱりそうか(゚Д゚)≡゚д゚)、カァー ペッ!!」なんていうドラマよりも、「うわー、そうくるかー!!\( °∀° )/」という想定外が起きるドラマの方が満足感高いでしょ?
それはあなたの人生においても同じことですよ。(*^.^*)
つまりそれが、本当のあなたが、楽しさ、喜び、充実感を感じる人生を選択するということになるんです。
思考に従って、想定通りに生きるか。
感覚に従って、想定外を生きるか。
それこそ、それはあなたの選択ですよ。(*^ー^)ノ
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