豊かさが豊かさを生む仕組み
豊かさを生む仕組み
マザーテレサがカトリック協会最高位の「聖人」となったらしいですね。
その「位」について興味はないのですが、マザーテレサと言えばその生涯を貧困と飢えに苦しむ人の救済にあたった偉人のひとりです。
飢えと貧困に苦しむ人々の救済に当たり続けたということは、ある意味で人類の負、闇の部分を見続けた人とも言えます。
私たち日本人が想像もできなような、悲惨、不合理、苦しみに向き合い続けたはずです。
でもその一方で、マザーテレサは、その貧困や飢えを無くそうとは思っていなかったと思います。
それよりは「どうしたらもっと豊かになるか」に意識を置いていたはずです。
それはマザーテレサの以下の発言にも現れています。
「反戦集会には行かないけど、平和集会には行くわ」
たった一言ですが、マザーテレサの意識がよく表れていると思います。
と同時に、マザーテレサは意識と現象の関係もよく理解されていたと考えられます。
ちょっと考えてみて下さい。
反戦集会を開催しようという前提の意識は「戦争が起きるかもしれない」という恐れにフォーカスしていることになります。
つまり、戦争に意識というエネルギーが注ぎ込まれていることになります。
そうすると、戦争が起こるんです。(゚_゚i)
この原理を戦争を起こしたい人達も十分理解しています。
だからそういう人達は、反戦運動も同時に仕掛けるんです。
だからマザーテレサは「反戦集会には行かないけど、平和集会には行くわ」と言ったわけです。
話を「豊かさ」に戻しますね。
マザーテレサが「どうしたらもっと豊かになるか」と本当に意識していたかどうかはわかりません。
ただ、反戦集会に対する発言などを見ると、「そうにちがいない」と思うんです。
この、「どうしたらもっと豊かになるか」の前提の意識は何でしょう?
この言葉を細かく分解すると、「今も豊かだけど、さらに豊かになるにはどうすればいいか考えよう」ということです。
つまり、今すでにある「豊かさ」を意識していたわけです。
だから実際に彼女のところにはいろんなところから寄付が集まり、より多くの人を救える「豊かさ」が集まり続けたわけですね。
逆に、貧困や飢餓を無くそうと躍起になっていたら、彼女のところにはそれほど寄付が集まらなかったと思います。
さらに言えば、この世は全て相対性で成り立っているので、逆の現象を無くそうとしても絶対に無くならないんです。
それは「磁石のN極が嫌いだから切り取ろう」としていることと同じ。
切り取った瞬間から瞬く間にN極ができるでしょ?(*^▽^*)
なので、それはそれである意味「仕方のないこと」として受け入れる。
そして改めて、自分が本当に得たい状況に意識を置く、ということなんです。
もっと言えば、心身ともに豊かさを感じている状態になる、ということです。
そうすれば、さらに豊かさが加速していきます。
それが「意識した時点で確定する」とする量子の世界だからです。
実際にあなたはどうですか?
すでに十分豊かじゃないですか?
マザーテレサが直面していた状況の人達と比べたら、私たちは天国の住人なはず。
なので、私たちは今ある豊かさを十分に感じながらさらに豊かになり、現在貧困に苦しんでいる人たちがどうすればもっと豊かになるかを考えられたらいいですね。
そうすれば、世界全体がもっと豊かになるはずですから。
最後に、マザーテレサの言葉をもう一つ。
「今、この瞬間幸せでいましょう。それで十分です。その瞬間、瞬間が、私たちの求めているすべてであって、他には何もいらないのです」
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