奇跡を起こす方法
奇跡を実らせる方法
世界で初めて無肥料、無農薬でのリンゴ栽培に成功した木村秋則さん。
いっときは、本氣で「自殺しよう」とまで思い詰めた木村さんが最後に到った想い。
その想いとは、ある意味で「自分でなんとかしよう」という考え方を手放すことでした。
木村さんは、彼の著書の中でこう語っています。
リンゴが実をつけてくれるようになったのは、「本当に大切なことは目に見えない」と氣づいたときです。
それまでの私は、普段、目に見えている部分ばかりに氣を取られ、「本当に大切なところ」をまったく見ていませんでした。
そして、自分の力でリンゴを実らせるのだと勘違いしていました。
しかし、それは大きな間違いでした。
人間にできることは、ほんの少し。
自然の大きなつながりのなかで、たくさんの生命が助け合った結果、リンゴが実るのです。
「目に見えないもの」の大切さに氣づいたとき、私はようやくそのことを理解することができました。
目に見えないものを見ることは、人間は何でも知っているという傲慢な考え方をやめて謙虚になること。
地球に生きているたくさんの存在に思いをはせ、想像をめぐらすこと。
そして、目に見えないものを見ようと努力することです。
そんな目に見えないものを見る力が、奇跡を起こす力になると思うからです。
引用:「奇跡を起こす 見えないものを見る力」
普段、私たちは目に見える部分だけにらわれがちです。
ある意味で、土の上に生えている「木の部分」だけを見ているということです。
でも、その木を支えているのは縦横無尽に地中に張り巡らされている根です。
「根っこ」あっての木なんです。
その根は土から養分や水分を吸い取り、またその土の中には目に見えない微生物がたくさん働いています。
それらの共同作業があって初めて「実」という結果が現れるわけであって、目に見える「木」という部分はほんの一部です。
ましてや、人間がやがて木になる種を作れるわけでもなく、種から芽を発芽させられるわけでもなく、それらは全て自然の法則がやっています。
せいぜい人間ができることといえば、その種が氣持ち良く育ってくれるような環境作り程度です。
私は、引き寄せの法則もこの感覚に近いと思っています。
つまり、自分の脳力、筋力だけで環境に働きかけて「なんとかしよう」とすることを手放し、自然の法則を利用するということです。
私たちが「なんとかしよう」とする際には、当然目に見える部分への働きかけしかしません。
もちろん、それはそれで良いのですが、無理くり頑張って「なんとかしよう」としてもなかなか上手くいきません。
それよりは、自分の意識という、目に見えない部分をもっと良い状態にした方が良いはずなんです。
つまり、自分の意識という土壌を耕すんです。
本当の自分が望んでいる意識でいられるよう、さまざまなことを選択して決断していくということです。
それが、あなたという種にとって、一番心地よい状態なんですから。
その心地よい状態が続けば、自然と芽が出て、放っておいても成長し、やがて自然と実がなります。
その実は、あなたが「なんとかしよう」と頑張っていた時とは違う実かもしれません。
でも、その想定外の実は、あなたの予想をはるかに超えた、「奇跡の実」となるはずです。
あなたもその奇跡の実を実らせることができるんですよ。:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
どうせなら、奇跡の実を実らせた方が良いでしょ?
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