全てが自分だとしたら
以前に何度かご紹介した映画「マトリックス」のワンシーン。
救世主と目される子供達が集まる部屋で、スプーン曲げをしている少年に主人公のネオが出会います。
そこでその少年はネオにこんな話をします。
少年「曲げようと思ったら曲がらないよ。そうじゃなくて真実を見ようとしなきゃ」
ネオ「真実?」
少年「スプーンはないんだ」
ネオ「ない?」
少年「曲がるのはスプーンじゃなくて、自分自身だよ」
その意味をくみ取ったネオはスプーンを曲げます。
“曲げようと思ったら曲がらないよ”
“曲がるのはスプーンじゃなくて、自分自身だよ”
あなたはこの少年の言葉をどう解釈しますか?
解釈の仕方は人それぞれだしどれが正解という訳ではありませんが、私の解釈はこうです。(*^.^*)
「曲げよう」と意識した時点でスプーンと自分は別の存在であり、そのスプーンになんらかの働きかをすることで「曲げよう」とする。
でもスプーンは当然硬いのでそう簡単に曲がらない。
一方、スプーンも自分自身と意識したらどうなるか。(*゚ー゚)ゞ
例えば、スプーンも自分の指だと意識すれば、指に対して「曲げよう」なんて働きかけることはなく、ただ「曲げる」はず。
そうすれば指を曲げると同様に曲がってしまう。
だって怪我でもしてない限り指は労せず曲がりますからね。(*^ー^)ノ
まー本当にそれが出来るかどうかは別にして、そういうことかなと私は解釈しています。
なにしろ、量子力学でこの世界を捉えると、ある意味「全ての存在は繋がっている」とも言えるからです。
量子の世界では一度なんらかの関係を持った量子は繋がりを持つことが確認されています。
この現象を「量子もつれ」というのですが、この繋がりに距離は影響せず、たとえその二つの量子が太陽系の端と端に置かれたとしても、一体のように振る舞うのです。
離れているように見えても、実は一つということになるのです。(*゚ー゚*)
で、そのような現象を考えた場合、宇宙そのものが「量子もつれ」とも考えられます。
この宇宙はビッグバンから始まったとされていますが、そのビッグバンが起こる前は原子よりも小さな一つの粒だったわけですからね。
その粒が分裂して今の宇宙が出来上がったとすれば、そもそも宇宙全体が「量子もつれ」とも考えられる訳で、現にそう主張している物理学者もいます。
本当は全てが一つであり、「分離している」ということが幻想かもしれないのです。
宇宙全体がつながっているとしたら、あなたは当然宇宙の影響を受けますが、あなたが宇宙に影響するとも言えます。
つまり、あなた自身が、あなた独自の宇宙を作っているのかもしれないのです。:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
このことをあの少年の言葉で置き換えるとこんな感じになるのではないでしょうか。
“宇宙を変えようと思ったら変わらないよ”
“変わるのは宇宙じゃなくて、自分自身だよ”
宇宙だと大きすぎると言うなら、現実世界でもいいと思います。
その現実世界を変えようとすると『現実世界との分離』を意識するので、なかなか変わらない。
現実世界も自分なんだと意識すれば、ただ自分が変わるだけで現実も変わる。
現実が意識の鏡だとしたら、鏡に手を突っ込んで変えようとしても変わらない。( ゚∀゚ )ハァーハッハッ!!
鏡に映っている意識を変えることで現実が変わるのです。
そして実際そうなんです。
私もその経験者ですし、私の講座やセッションをお受けいただいた多くの方も同様の体験をされています。
あなたの現実があなた自身だとしたら、あなたの意識とそれに伴う行動に合わせて現実も変わって行きます。
例えば「お金をもっと稼ごう」とすればするほど「お金との分離」を意識することになるので、結果的になかなか稼げない。(/TДT)/
逆に、今ある豊かさを意識して、楽しいこと、喜びを感じることをやっていれば、その意識状態に合わせて結果的に「金銭面が充実する」と言う現実が展開し始める。
なにもお金だけじゃなく、人間関係や病氣など全てのことにこれは言えると思います。
そういう意味では、私たちはある意味で全能なんです。
現実全てを自分の思い通りにコントロールできるわけですから。
常に現実との分離を意識して周りに「なんとかせねば」と働き続けるか。
それとも、その現実も自分なんだと意識して、自分の意識を変えることで現実を変えていくか。
どちらを選択するかはあなたの自由ですが、鏡にばかり手を突っ込んでいると、しまいには突き指しますよ。( ̄m ̄〃)ぷぷっ!
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