パラレルワールドは二つに大別できる
多元宇宙論と呼ばれる理論があります。
宇宙は我々が住んでいる宇宙だけでなく、別次元にいくつもの宇宙が存在する、という理論。
私たちが住んでいるような4次元(時間を入れれば)宇宙が、巨大な5次元の空間にいくつも並行して存在している、なんて説。
このような「宇宙はいくつも存在する」という説は、量子力学で言う「多世界解釈」とも親和性があります。
多世界解釈もこの世はいくつもの世界に分岐しており、その中の一つに住んでいる、とする説ですから。
いわゆるパラレルワールドです。
実は量子力学で確認されているいくつもの不可思議な現象は、この世は多世界だと考えると矛盾が無くなるんです。
そして、実証実験の技術が進んできた現在、この世は多世界だと考えられる実験結果がいくつか確認されているのです。
その一つが米国カリフォルニア大学サンタバーバラ校のアンドリュー・クレランド博士が行った実験。
クレランド博士は「量子論はミクロの目に見えない世界だけではなく、マクロの世界にも通用するはずだ」と考え、こんな実証実験を行いました。
非常に簡単に言えば、シリコンに埋め込んだナノレベルの金属板に量子エネルギーをぶつける、という実験です。
まー、簡単に言っても「なんのこっちゃ?」という感じは否めませんが。
ちなみに、ナノという単位は人間からしたら超極小。
ですが、顕微鏡で目視できるレベルで、量子レベルからしたら超巨大なマクロです。
で、実験の結果、この金属板は「量子エネルギーを受け取っている状態と、逃がしている状態を同時にとっている」となったそう。
あなたサイズで考えてみると、誰かがあなたにボールを投げた時に、そのボールを受け取ったあなたと、そのボールをよけたあなたが同時に存在している、ということです。
つまりこの結果は、「物質(私たちの体含め)が分身するようにいろんな状態に分かれて、同時に存在することが現実にありうる」ということに。
まさにパラレルワールドです。
そうなると、いくつものあなたが同時並行的に存在しており、その中の一人を生きている、なんてことになるわけです。
まー、そんなこと言われたって実感できっこないんですが。
あなたがいくつものあなたを同時並行的に生きることは不可能ですからね。
私たちは無数に存在する並行世界からたった一つの世界を選択し、その世界を生きているかもしれないのです。
全く荒唐無稽な話をしているんじゃないですよ。
理論物理学の世界ではある意味「その可能性は非常に高い」とされているのですから。
世界が無数にあるのなら、それこそ選ぶのが大変ですよね。
選択肢も無数になるわけですから。(>_<)
でもなんです。
実は、私は世界は大きく分ければ2種類しかないと思っています。
それは「自己尊重」の世界か、「自己卑下」の世界かです。
無数に存在する並行世界も、必ずこのどちらかに分類できる。
自己尊重の世界は、やりたいこと、面白そうなこと、興味を感じることをやる世界です。
かたや、自己卑下の世界は、やりたくない、興味がない、苦痛を感じることばかりをやる世界。
結局、本当の自分は感覚、感性だからです。
無数の選択肢と言っても実質は2択なのです。
あなたはどちらの世界を選択したいですかね?
私は「自己尊重」の世界を選択しますよ。
つまり、ますます嬉しい、楽しい、心地よい、面白そう、興味深い、やってみたいという選択を増やしていく。
そのような「自己尊重」の選択を増やせば増やすほど、より「自己尊重」の世界を選択し続けることになるはずですからね。
あなたはどんな世界を選択しますかね?
その選択が、さらにそうなる世界に繋がってるんですよ。
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