今のままが怖い理由

今のままが恐い理由

傾向としてですが、私のセッションを受ける人は「今の自分に違和感を感じている」という人や、「今のままではダメな氣がする」という人が多いです。

なにか、今の自分が、自分であって自分でないような、現状の自分に対する違和感や、本当の自分との分離感を感じている人です。

で、そういう人は、無意識の思考パターンにある傾向があります。

その傾向とは、「無難や普通を選択する」という傾向です。

人生とは、ある意味で、選択と決断で出来ています。

選択と決断の結果が今のあなたを作っている、というのは紛れもない事実です。

その選択と決断を「無難や普通」で選択し続けるとどうなるのか？

それはイコール、「本当の自分が求めてることを無視し続ける」ということになります。

「世間的にはこれが無難」、「社会的にはこっちの方が普通」という基準での選択なんで、あなたが選択しているようで、実はしていない。

社会や世間、常識などの基準で選択しているので、あなたが選択しているようでも、実は「社会や世間に選択させられている」という状態なんです。

いろんな意味で話題のロックバンド、「ゲスの極み乙女。」

リーダーの川谷絵音さんがほとんど（というか全部？）作詞作曲してますが、彼の詩には結構「深い意味が多い」と感じています。

「ノーマルアタマ」という曲もその一つですが、ノーマル（普通）という枠組みで選択し続ける「君」を「怖い」と歌っています。(・∀・)

で、実際に「無難や普通」で選択をし続けると、いわれのない不安や恐れが湧き上がるようになってきます。

その不安とは「本当に今のままでいいのだろうか？」という不安です。

そして、なぜ「今のままでいいのだろうか？」という不安が芽生えてくるかというと、あなたの本質が「このままでは体験できないのでは？」と感じるからなんです。

何を体験出来ないかというと、「本当にこの人生で体験したかったこと」です。

せっかく生まれてきたのに、一度しかないこの人生なのに、本当に体験したかったことが体験出来ずにこの世を去ってしまうのでは？

そういう恐れを漠然と感じるわけなんです。

それが、「今のまま」が続くことへの漠然とした恐れになっています。

いわば、せっかくディスニーランドに来たのに、「あの乗り物は怖そう」、「あの乗り物は損しそう」、「あの乗り物は失敗しそう」というようにほとんど乗らないで終わる状態。Σ＼(￣ｰ￣;)

閉園間近になって、「あ～、やっぱりいろんな乗り物に乗っておけばよかった」と後悔しても、もう遅い。(＞_＜)

あなたが「あなたという体」を手に入れて、「この世ーランド」という遊園地のに遊びに来ているとします。

あの世にいた時には、「やったー！！、〇〇の体が当たったー！！、物質界（この世）に行ったらあれもやろう、これもしてみよう！！」なんて思ってた。

でも、いざこの世に来てみたら、なぜか恐れと不安がどんどん増えていき、結局一つもやらなかったら。。。

あなたの魂レベルでは、「おい、おい、ちょっと待ってよ～」(Ｔ▽Ｔ;)ってな感じになりませんか？

よく私が、「なんか誤解している」と感じるのは、多くの人が「もっとラクしたい」とか、「もっと簡単なほうがいい」と思ってしまっていることです。

これも実は「ラクで簡単な方がいい」と社会や世間に刷り込まれている結果です。

でも、人間の本質は、ラクや簡単を求めていません。

小さな子供でも、何度もできるパズルや、簡単にクリアできるゲームを何度もやったりしません。

より難しいもの、より困難なものを自然と求めます。

スポーツにしても、絶対勝てる相手と何度もやりたいとは思いませんよね。

山登りにしても、簡単に登れる山から「より難しい山」にどんどんステップアップします。

つまり、より困難なことや、より不確実なことに挑戦したい、というのは、人間が本能レベルで持っている「本質的欲求」であり、それが本質的な喜びなんです。

で、実際、あなたの本質もそれを求めています。

この世でないと、あなたの体、境遇でないと体験できない、何らかの挑戦を欲しているんです。

その欲求を無視し続けて、無難と普通を選択しつ続けるのか。

それとも、普通と無難を捨て、本当の自分が求めていることで選択する決意をするのか。

どちらを決めるのもあなたの自由ですが、何れにしてもあなたが決めた方向にエネルギーは流れ始めます。

あなたはどちらの方向にエネルギーを流しますか？