身に付けないとそうならない原理
最近催眠に興味が湧いて色々本読んだりしています。
なんで興味を持ったかというと、「催眠使って本当に思い込めればどんな人にもなれるじゃない」なんて思ったからです。≧(´▽`)≦
で、催眠の仕組みとか方法とか色々学んでわかってきたことの一つが、「体がそれを覚えていないとそうならない」ということ。
例えばですよ。
催眠術のショーなんかでよくあるのが「すっぱいレモンが甘くなる」というもの。
催眠術をかけられた人がレモンをかじって「すごく甘い!!、美味しい!!」なんて言ってる光景、テレビで観たことありますよね。(≡^∇^≡)
あのテレビのショーが嘘なのか本当なのかは分かりませんが、催眠の原理としては可能なんです。
催眠をかけられた人が本当にそう思い込めれば「すごく甘い」なんて感じられる。
なんでそう感じられるかというと、大抵の人は過去に甘いものを食べたことがあるから。
甘いという味覚を体が覚えているので、本当にそうだと思い込めればそれを再現できるわけです。
そう考えた場合、こんな催眠はかけられるのか?
「あなたは本当はアメリカ人で英語がペラペラです。今から英語で話しかけられますが、当然全部理解できるし、全て英語で答えられます」
とか。(*^.^*)
「あなたは綱渡りの達人です。あなたはこの崖の間に張られたロープをいとも簡単に綱渡りで渡りきります」
とか。(*゚ー゚*)
こんなことも催眠で可能なのか?
結論から言うと、この様な催眠はかけられません。
なぜなら、それらを体が覚えていないからです。
つまり、日常的に英語を使っている、毎日綱渡りの訓練をしている、という体に覚え込まさせる行為をしていないので、いくら催眠でそれを思い込ませようとしても再現出来ないのです。
つまり、催眠にはかからないということです。
そういう意味では、頭だけで「私はお金持ちだ」とか「私は天才だ」とか思っていても、「確信している」というレベルの思い込みにはならない。
なぜなら、体がそれを覚えていない、つまり体得になっていないからです。∧( 'Θ' )∧
実践することで初めて体得となり、『身についた』ことになるからです。
だからなんにしても『体に落とし込む』という行為をしないと、『実際にはそうならない』ということ。
自分で自分に思い込ませることを『自己催眠』なんて言いますが、体に落とし込むことで初めて自分で自分に催眠がかけられるというわけです。(=^.^=) ニヤニャン
米コロンビア大学の心理学者アーサー・ゲイツ博士がかつてこんな実験をしています。
100人以上の子どもたちに、人名図鑑に書かれた人物プロフィールを覚えて暗唱させるというもので、覚える時間(インプット時間)と練習する時間(アウトプット時間)の割合を変えていくつかのグループに分けました。
その中で最も高い結果を出したグループは、インプットとアウトプットが3対7のグループだったのです。
つまり、「見る」「読む」という行為はそこそこに、実際に声に出すなど体を使った比率を倍以上にした方が良い結果が出るということなんです。ヘ(゚∀゚*)ノ
これは日本の英語教育の問題点として長年指摘されていることですが、日本の英語教育はいまだにインプット中心で、ほとんどアウトプットの機会がない。
だからいつまでたっても喋れない。Ψ(`∀´)Ψヶヶヶ
時々ラジオで「聞き流すだけでOK!!」なんてCMやってたりしますが、当然ながらあれだけだとダメなんです。
実際自分で声に出す、発音する、など体を使っていないからです。
なので、脳内だけで「そうなろう」としても土台無理な話で、実際に体に落とし込むことで初めて「実際にそうだ」と確信できる。
そして、確信していれば、その思い込みに合わせてだんだん現実も変わってくるということなんです。(*^ー^)ノ
なので、私の講座でも『本当の人格を思い出すワーク』などをするのですが、そこでも重視するのが、『その人格の表情、姿勢、体の感じ、振る舞い、行動、習慣」など、体の状態や動きに落とし込むこと。
なぜなら、先ほど述べたとおり、脳内で思っているだけだと実際にはそう思い込めないからです。
そう思い込めないということは、そうならない、ということ。
なので、自分で自分に「本当にそうだ」と思い込ます、つまり自己催眠をかけるには、体の状態や動きなどに反映させる必要があるんです。
体に反映させればさせるほど、「本当にそうだ」という自覚が深まり、だんだんそうなっていくのです。
もしあなたが、「なかなか思った通りの現実にならないなー」なんて感じなら、そもそもあなたがそれが実現した時の体の状態、動きになっていないからかもしれませんよ。
結局引き寄せの法則の本質は、あなたの望んでいる状態を引き寄せるのではなく、あなたの様な状態を引き寄せることなんですから。(*^.^*)
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