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色は脳が作っている
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- 2016年6月21日
色は脳が作ってる
実は、あなたが見ている「赤」という色と、私が見ている「赤」という色が、同じ「赤」だということを証明することは出来ません。
ん?、よくわからない?(;^_^A
例えばです。
私とあなたが一緒にいるとして、二人の前に真っ赤なリンゴがあるとします。
目の前にあるリンゴを見て、あなたは「すごく赤いね」と言ったとします。
私も、「そうだね、確かにすごく赤い」と言ったとします。
同じリンゴを見ているので、当然と言えば当然なんですが。(^∇^)
でも、厳密に言えば、あなたが見ているリンゴの赤と、私が見ているリンゴの赤が、同じ色とは限らないんです。
なぜか?
それは、色を作っているのは脳だからです。
「リンゴが赤い」と言ってますが、リンゴ自体に色があるわけでなく、リンゴは可視光という人間が捉えることのできる光を反射しているだけです。
その可視光という光の波長をあなたの目が捉え、それを脳が解析し、色として組み上げているんです。
信じられない?
でも、そうだから仕方がない。(^▽^;)
ちなみに、あなたの周りにある空間には、可視光以外の光(波長)の方がはるかに多いのですが、それらを捉えることは出来ません。
その波長を捉える機能が人間にはないからです。
色の三原色ってありますよね。
青、赤、緑という色を掛け合わせると、様々な色に変換できるという色です。
人間の脳には、この三原色の波長を捉えることのできる部位があるので、それを脳で組み上げて色を認識しているんです。
ちなみに犬の捉える世界は白黒だ、と言われていますが、これも厳密に言うと「青と黄色」です。
犬には青と黄色の波長を捉えることができる部位が脳にあり、その組み合わせで色を作っているんです。
そういう意味では、三原色以上の色を捉えることができる人がいるとすれば、その人の見ている世界の色は、私たちの見ている世界の色と全く違うということです。
もしかしたら、そういう人の見る虹は7色じゃなく70色かもしれないですよ~。(*^▽^*)
面白いですよねー。
で、なんでこんな話をしているのか?、と疑問をお持ちかもしれませんね。
なぜこのような話をしているのかというと、私たち人間にとっては、「色がある」ということがとても重要だからです。
なぜなら、色=実在だからです。
私たちが「色」として認識できるものだけを、私たちは「実在」として認識しているんです。
そして、その「実在」として認識しているモノの集まりが、あなたの現実というわけです。
例えあなたの目の前に何かあったとしても、それが可視光を反射しない物体であれば、あなたにとってそれは「無きモノ」であり、実在しないんです。
仏教の般若心経というお経がありますが、その中で「色即是空、空即是色」という表現が出てきます。
これは、「実体のあるものは実体のないものでもあり、実体のないものは実体のあるものでもある」ということを言っています。
なんか、謎かけみたいですけどね。。。
しかしこれは、量子力学でいう「量子は物質でもあり波でもあるという二重性の存在」という話と非常にリンクする内容です。
で、般若心経で言う「色」が実体で、「空」が実体のないものということになります。
2000年以上前にお釈迦様は般若心経を説いたと言われてます。
ということは、お釈迦様はその時点で、「人間は色を実体として認識している」ということを理解していたということですね。
なんか凄すぎます。ヾ(@°▽°@)ノ
そして、さらに脳の性質を言うと、脳は意識しているモノだけを捉えるようになっています。
脳にそのようなフィルター機能(RAS)があるからです。
なので、あなたは意識しているモノしか見てないし、聞いてないんです。
量子はこの世を構成する最小単位の物質ですが、あなたの体も、目の前の空間も、あなたが座っている椅子も、量子で出来ています。
量子は波という実体のない存在でもありますが、人間は意識した時点で、その状態が確定します。
すなわち、意識すると実体化(物質化)するということです。
ということはです。(^ε^)♪
あなたは、意識することであなたの目の前の量子状態を確定させ、その状態を脳のフィルターが捉え、それらを脳内で実体として、すなわち色として組み上げている。。。(*゚ー゚*)
結局、あなたの意識があなたの現実を作っているということです。
だから、現実はあなたの意識の鏡というわけなんです。
お分かりいただけますかね?
あなたの現実という鏡はどんなことを写してますか?
現実が氣に入らないなら、その現実を作っている意識を変えなければならないですよね。
現実という「鏡の中」をいじろうとしたって変わらないですから。(*^.^*)
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