この世は錯覚か、真実か
錯覚か、真実か
いわゆる、波長が合う者同士が引き寄せ合うという諺は「類は友を呼ぶ」など、洋の東西問わず昔から数多くあります。
これはラジオの周波数を合わせることと同じですので、理解はしやすいですよね。
これはこれであり得ると思うのですが、本当の引き寄せの法則とは、意識の現象化だと思っています。
この世に存在する万物の基となっているのは、原子、陽子、中性子、素粒子など、超ミクロの物質です。
我々もこれらの「粒」が集まって肉体が出来ているということは紛れもない事実であり、真実です。
そして、これらの「粒」、いわゆる量子は、人間が意識していない時には「波」の状態になっている、つまり、エネルギーの状態になっているということが確認されています。
これが量子力学最大の謎なんですが、
全ての物質を構成する粒はそもそもエネルギーのような存在で、人間が意識すると物質化する
ということになります。
にわかに信じがたいですが、これは量子力学の中ではすでに常識です。
そう考えると、この世はそもそも全て「波」というエネルギーで出来ているということです。
そして、それら量子は、なぜか意識することで一瞬で物質化し、しかも人間の五感では感知不可能な程の超高速で動き回ることによって、何もない空間を埋め、我々は、そこに「物質があると錯覚している」ということですね。(・∀・)
何しろ、原子の99.9999~%以上は「空っぽ」なんですから。。。
原子の原子核をサッカーボールと同じ大きさに見立てると、その周りを回る電子はパチンコ玉の大きさです。
そして、原子核と電子の距離は、実際は東京~小田原(80㎞以上)ほども離れていることになるのです。
ということは、私たちの身体含めたこの世の物質は、ほとんど空っぽの空間ということなんです。
なので、この世に存在する物質がそもそも全て錯覚かもしれないんです。(^_^;)
で、なぜ「錯覚」という言葉を使っているかと言うと、我々の五感を作っているのは全て脳だからです。
目で見たイメージも、聞こえる音も、匂いも、手で触れた感覚も、全て脳が作っています。
その証拠にリアルな夢を見ている時は当然、匂いや触感などもありますが、実際には何もないですよね。
それらは全て脳内で作られたものです。
そして、厳密に言えば、私たちがリアルに見て、聞いて、触って、匂っているのも同じことなんです。
私たちが見て、聞いて、触って、匂ってみたことは、すべてがそのまま脳に送られているわけではありません。
それらはいったん電気信号に変換され、それを脳が解釈することで見て、聞いて、触って、匂っているのです。
つまり、夢を見ている状態と同じなんです。(@_@)
催眠状態の人なども、熱くないものを熱いと感じたり、軽いものを重く感じたり、目の前にないものが見える、ということが起こりますが、これは催眠によって脳がそのように認識しているからです。
そう考えると、脳が「これはこういうものだ」と認識するとその現象が起こるということです。
はたから見るとそれは単なる錯覚であったとしても、その人にとっては紛れもない現実として解釈されるからです。
ただ、この世に存在する万物全てがエネルギーであるなら、我々が認識している物質や現象がそもそも錯覚なのかもしれません。
なぜなら、物質の最小単位である原子は、限りなく100%に近い割合で、空っぽなんですから。。。:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
本当は何もない空間なのに、超高速でうごめく電子のエネルギーを各感覚器官が感じ取り、それを脳が解釈することで見えている、聞こえている、触っている、味わっているという感覚を作っているのかもしれません。
つまり、全ては脳が作り上げた「錯覚」ということです。
あるロシアの研究者によると、人間の意識を徹底的に掘り下げると、「信じている」、「信じていない」の二つしかないそうです。
そういう意味では、あなたが意識、無意識で「信じていること」に基づいて、あなたの脳があなたの周りのエネルギーをその様に解釈し、その様な現象が起こっている。(*゚ー゚*)
あなたの信じていることが、たとえ他人から見ると錯覚だとしても、それはあなたにとっては、「紛れもない事実」として解釈されているわけですから、その解釈に基づいて、「紛れもない事実」としての現実が展開されるわけです。(^ε^)♪
それが無限ループで展開している状態です。
それは「錯覚」かもしれませんが、あなたがその「錯覚」を「事実」と解釈すれば、それは「事実」としてあなたの目の前に現れつづけている。。。
何千年前の大昔から聖者と呼ばれる人たちが、「物質の本質は空(くう)である」、「物質は幻想である」と言ってきましたが、全てはまさに幻想、錯覚かもしれませんね。
全ては錯覚なので、何を信じるかで目の前に起こる錯覚は変わるということです。
錯覚ならば、本当のあなたにとって望ましい状態、つまり本当はどんなあなたでありたいのかを自覚し、すでにそうであるをと確信すれば、望ましい錯覚があなたの現実として展開し始めるということになります。
いずれにしても、あなたの意識があなたの現象を作り上げているということです。
あなたの目の前の現実は、あなたにとって望ましい現実ですか?
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