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白黒はっきりさせない
- 初めての方におすすめ 引き寄せと量子論 人間関係と引き寄せ
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- 2020年3月23日
この際白黒はっきりつけようじゃないか!!)`ε´(
なんて感じに、どっちが正しくてどっちが間違いなのか、どっちが良くてどっちが悪いのか、どっちが上でどっちが下なのか、などなど、白黒明確に区別をつけよう、なんてこと多いですよね。(*^.^*)
確かに何かを理解しようとする時には「分ける」という作業が必要になります。
そもそも「分かる」の語源は「分ける」ですし、分析だってある意味細かく分けることですよね。
実際現代の科学も細かく分けて理解することでどんどん発展してきたわけです。
で、究極まで分けて行き着いたのが量子の世界です。(*゚ー゚*)
現代科学はこれ以上分けられない粒である「素粒子」まですでに行き着いています。
これ以上分けられない粒にまで行き着いているのですが、そこまで行くとそもそも本当に粒が分かれているのかがだんだん不明確になっていく。(@_@)
つまり、素粒子は粒のようであって粒でない。
時にはエネルギー(波)のように振る舞い、時には物質(粒)のように振る舞うし、物理的に離れている素粒子同士が一体のような動きをしたりする。(´ε`;)ウーン…
分かろうとして究極まで分けていった結果、なんだかかえって訳が分からなくなった。( ̄m ̄〃)ぷぷっ!
「分ける」の究極まで行ったら、「あれ?本当は分かれてないんじゃないの?」みたいなところに辿り着いたわけです。
「分けることで分かろうとし続けたらかえって分からなくなった」なんてギャグみたいですが、実際に起こっていることはそういうことです。
だってどんなに偉い科学者でも、なぜ素粒子が粒であったり波であったりするのか、なぜ一度関係を持った素粒子は一体のように振る舞うのか、全然分からないのですから。Ψ(`∀´)Ψヶヶヶ
要するに今わかっていることは「なんか分からんけどそうなってる」なのです。
そういう意味で、私たち人類は「分ける」という理解の仕方の転換を求められているのかもしれませんね。
つまり一体として捉え、理解するという方向に。:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
アイザック・ニュートンと言えば誰もが知る万有引力の発見者で古典物理学の祖でもあります。
ある意味現代科学の礎を築いた人ですね。ヽ(*´∀`)ノ キャッホーイ!!
彼が作った古典力学の根本的な概念としてあるのは「自然法則と人間は別もの」という考え方です。
つまり「自然にある物理法則は人間の意識とは全く関係がなく、独立した法則として動いている」とする考え方です。
ただ、この自然法則と人間を「分ける」という考え方に猛烈に異議を唱えた人がいます。(*゚ー゚)ゞ
反対した人というのは、ドイツを代表する文豪であるゲーテです。
ゲーテは小説家、詩人として有名ですが、実は自然科学者でもあり、「人間と自然を切り離して捉える」という考え方に猛反対したのです。
彼は「自然は、観測する者とされるモノが一体となった時に初めて本当の姿を現わす」と考えていたからです。
「観測者の意識が現象に影響する」ということをゲーテは経験的に感じていたワケですね。(^_^)
彼は「実験で切り刻まれた自然や、数字で置き換えられた自然はすでに本当の姿ではない」と言い、分け続ける、つまり白黒はっきりさせ続けても本当の理解は得られない、と考えていたのです。
むしろ、白と黒が入り混じるところに、初めて実像は現れるということを、ある実験を通じて表現しました。
以下の白黒図を見てください。
私たちの肉眼で見ると、ただの白黒ですよね。
しかし、これをプリズムを通して見ると以下のように見えます。
ちょっと分かり難いかもしれませんが、白と黒の境界線に色が浮かんでいますよね。(*゚.゚)ゞ
肉眼ではこれらの色を認識できませんが、実際にはそこに「数種類の色がある」ということです。
仏教では実在を「色」と表現しますが、白と黒が入り混じった境界線に「色」があるということは、実在とは本来白と黒、つまり「陰と陽」が入り混じったものである、ということです。
だからゲーテは陰と陽を分けて「陽」にだけ目を向けても本質は捉えられない、としたのです。
男女、生死、明暗、良悪など、これらの対立軸が入り混じったところに「色」という実在が生まれるということです。(((o(*゚▽゚*)o)))
実際あなた自身も陰と陽を併せ持った存在のはずです。( ´艸`)
良い部分もあれば悪い部分もある。
美しい部分もあれば醜い部分もある。
明るい部分もあれば暗い部分もある。
素晴らしい部分もあればダメな部分もある。
これら相対する「陰と陽」を併せ持つことによりあなたは実在しているのであり、それは私とて同じこと。
というか、全ての人がそうなのです。:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
そういう意味では、誰かの悪いところだけ見て「悪い」と決めつけるのも、誰かの良いところだけ見て「素晴らしい」と決めつけるのも、本当に「分かった」とはならない。
白と黒の境界線に色が現れるように、あなた自身や他人も陰と陽が入り混じった実在と捉えることで、はじめて「分かった」に近づけるのかもしれません。(*'-'*)エヘヘ
そのようなニュートラルな意識のあなたは、心も平安で、ちょっとしたことで悲しくなったり、怒ったりしなくなるはずです。
そしてそのようなあなたであり続けることが、そのような世界を生きることであり、さらにそのような現実を引き寄せることになるのです。(・∀・)/
結局、人がぶつかり合って怒りを感じたり悲しくなったりするのは、良いと良いのぶつかり合いだったり、正しいと正しいのぶつかり合いなのですから。┐(´∀`)┌ヤレヤレ
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