この世の仕組みを理解し活用する

「ピンチの中にチャンスあり」

なんて言葉があります。

ピンチを日本語で言えば「危機」ですね。

「危」と「機」という二つの漢字で出来てます。

で、漢字には意味があります。

まず「危機」の「危」は文字どおり「危険」という意味。

そして「機」は「機会」という意味。

つまり、危機という文字には「危険」と「機会」という二つの意味が含まれている。

なので、「危機」は「危険でもあるが、機会でもある」という状況なんです。

で、どんな機会かというと「次のステージに上がる」という機会。

そのことを上手く表した図がこれになります。

太極図とか陰陽図と呼ばれるものですね。

この世の理（ことわり）を上手く表現した図と言われてます。

ちなみにこの図を家紋に採用した人がいます。

それが量子力学の祖のお一人、ニールス・ボーア博士。

以下がその家紋です。

なぜ家紋に採用したかというと、この図が量子力学的な世界観と同じだから。

この世はそもそも陰と陽が入り混じっている状態で、どちらにも確定していない。

そのどちらかを確定させているのが意識、という世界観。

良いも悪いも、正義も悪も、美しいも醜いも、そもそも決まっていない。

意識でどちらかを選んでいるだけ、ということです。

あなたが今「私は不幸だ」と感じているとします。

でもそれは、あなたが「不幸」を意識することで「不幸」を確定させていることに。

「私は豊かだ」と感じているのであれば、あなたが「豊かさ」意識し、それを確定させている。

あなたの意識が、あなたの住む世界を常に選択しているんです。(^ε^)♪

その一方でこんな事実もあります。

幸せを実感するためには、その逆の状況が必要、という事実。

不幸せ、を感じる状況を経験することで本当の幸せを実感することが出来るからです。

この理屈はお分かりいただけますかね？

「上」があるのは「下」という概念があるから。

「良い」があるのは「悪い」という概念があるから。

つまり、どちらか一つ、だと成り立たない。

言ってみたら紙の裏表と同じ。

表だけの紙なんてないでしょ？

もれなく裏がついてます。(*^.^*)

アンパンマンの作者であるやなせたかしさんは、バイキンマンとアンパンマンの関係を挙げて、こう言われています。

”アンパンマンとバイキンマンは、光と影、陰と陽、あるいはプラスとマイナスのような関係。どちらか一人だけでは存在できません。お互いそのことをよく知っているのでしょう。”

アンパンマンはバイキンマンをやっつけますが、捕らえたりしないのはなぜ？と質問された時の答えです。

そういう意味でも、陽があっての陰ですし、陰があっての陽。

持ちつ持たれつの関係で「どちらか一つ」があり得ないのです。

それはあなたの人生も同じ。

つまり、陰の状況も、陽の状況も、両方必要ということです。

なのであなたも本能的には、恐れ、不安、悲しみなどを感じる状況を欲している。

その反対の喜びや楽しさを実感したいからです。

恐れや悲しみなどの陰の感情と、喜びや楽しさなどの陽の感情は表裏一体ですから。

遊園地もそうでしょ？

スリルや難しさを味わえるアトラクションの方が人氣があります。

これも単純にその方が楽しいからです。(≡^∇^≡)

なので、この仕組みをまず理解しておくことがとても重要。

なぜなら、陰の状況を無視し続ける結果「ずーっと陰にいる」なんて人が多いですから。Ψ(｀∀´)Ψヶヶヶ

なので、恐れ、不安、悲しさ、怒りなどの感情を無視したり避けるのはダメ。

しっかり受け止めて感じきることで発散することが大切です。

それで陰が極まり、陽に転換するからです。

実際、発散すると陰の状況を客観視できるようになります。

少し冷静になるわけです。

そうすると、そこから得られた氣付きや学びが見えてくる。

そうしたら、その氣付きや学びを実践に移すんです。

そうすると自動的に陽の状況に転換するのです。

つまり構造はゲームと同じ。

ゲームにもスリルや困難がつきものです。

それらをクリアすることで楽しみが得られ、そのゲームのステージも上がりますよね。

ステージクリア！、次のステージへ！！、という具合に。(*^o^*)

「なかなか陰の状況から抜けられない。。。」

そんな状況が続く場合に考えられること。

一つは、陰の感情になりそうなことを避けている、ということ。

だから表裏一体の楽しさや喜びも得られない。

もしくは、陰の感情にフタをして見て見ぬ振りをしている。

だからその中にある氣付きや学びも得られない。

結果、ずーっと陰にいる、なんてことになっている。(TωT)

なので、この表裏一体の仕組みを理解して、「陰」を活用することが大事。

結局あなたは、喜びや楽しさを味わうために「陰」を必要としているのですから。(･∀･)/

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