他力本願を働かせる
本当の他力本願
あなたは「他力本願」という言葉にどんなイメージがありますか?
何か、責任を放棄して人任せにしたような、いい加減で努力をしないマイナスのイメージがないですか?
他力本願の語源は仏教の教えなんですが、そもそも悪い意味ではないんです。(^∇^)
その教えとは、自力で悟りを開くのではなく、より大きな他力(阿弥陀)の導きを受けて魂を救済するということなんです。
つまり、ここで言う「他力」とは、人の力だけでは到底及ばない、もっと大きな尊い力を受け入れるということなんです。
でも、今の世の中で推奨されるのは「自分の力でなんとかする」という教えです。
つまり、自力本願です。
嫌でも、苦手でも、辛くても、なんとか頑張って、この状況を自力でなんとかする。
もちろん本心から「そうしたい」と思うのならそうすればいいと思います。
でも、ほとんどの場合は「そうしないといけないから」とか、「そうしないとダメになるから」とか、「そうしないと人から受け入れられないから」とか、そういう意識で自力でなんとかする場合がほとんどです。
で、実際にはなんともならない状態が続いたりします。(・Θ・;)
でもなんともならない状況が続くのには当然理由があります。
なぜそういう状況が続くのかというと、その意識と行動だと魂の救済にはならないからです。
あなたの魂が、「そうじゃないんだよ、違うんだよ」と、上手くいかない結果として訴えているわけです。
だから、上手くいかないという結果もある意味で魂からのメッセージです。
あなたは他力本願の目的である「魂の救済」というとどんなイメージを持ちますか?
私は、本当の自分が望んでいる人生を生きること、だと思っています。
あなたの本質が求めていること、あなたが本能的に求めていることに従って生きれば、本当の満足感や充足感が得られるので、魂レベルが満足する。
つまり、魂が救済されるわけです。
そうするとそれこそ自動的に他力本願が働きます。
そして、その他力本願の世界は、自分だけの力ではどうにもできないことでもなんとかなる世界。
自分だけの思考や想像だけだととても思いもつかなかったところまで到達する世界。
そういう世界だと思うんです。
そして、これがいわゆる引き寄せですよね。
古代東洋哲学や仏教の教えには量子力学(量子論)と相通じる部分が多いのですが、いずれにしてもやはり「意識が全て」ということです。
「意識とは何か」ということは現代科学においても究極の謎です。
ただ、意識がこの世界を作っているというのは量子力学で解明されている事実です。
その意識が本来のあなたの意識なのか、つまり魂レベルで求めていることに従っているのか。
それとも、常識や社会通念、世間体などを元に「こうでなければ」という思い込みの意識なのか。
その意識の違いが他力本願を受けられるか、受けられないかの違いです。
あなたはまだ自力でなんとかしようと頑張りますか?
それともあなたの魂を救済して、他力本願を受け入れますか?
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