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部分ではなく全体をとらえる
- 潜在能力の覚醒(天才性発揮) 自分軸と引き寄せ
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- 2015年10月16日
部分ではなく全体
人間は何かを考えるとき、何かを積み上げたり、何かを順番につなげたりしながら考えます。
論理的に順序立てて考えるということです。AだからBになり、そうするとCをつなげてDにできるというような具合に、部分をつなげて全体を作っていくという発想です。
A → B → C → Dというように直線的につなげていく思考法ですね。
これが普通の考え方と言えますが、実は、超一流とか、天才とか言われている人は、大抵こういう思考法は使っていません。
言ってみれば、AからいきなりDにする、AだけをみてDだとわかる、という発想、思考です。
つまり、「一つの部分だけを捉えて、全体を把握する」とか、「全体を捉えながら部分を把握する」ということなんです。
これは、物事をより抽象化してとらえたり、俯瞰しながら部分を把握する能力とも言えます。
常に全体が見えているので、普通の人が考える論理的な積み上げ発想では決して思いつかないような発想が出てくるというわけです。
多くの人がやっている、事象を順番につなげて直線的に考えるという思考法は行き詰まることが多かったり、望みと違った結果になるなど、思い通りにいかないパターンが多いのです。
なぜなら、結局全体をわかっていなければ、部分もわからないからなんです。
部分がわからなければ、当然その部分をどう扱ったらよいのか、どうそれを判断したらよいのか、まったく解らないというワケです。
簡単な例をあげますね。
例えば、象を知らずに、象のつま先だけを見ている獣医さんがいたとします。
その獣医さんは象を知らないので、象のつま先だけを見ていても、それがそもそもなんなのか、これをどう扱ったり、どう判断したらいいのかまったく解りませんよね。
でも、象を知っていて、象の全体を把握している獣医さんなら、それが「象のつま先だ」と瞬時に理解できますし、それが健康な状態なのか、何か処置をしたほうが良いのか、すぐに判断できるはずです。
このように、そもそも全体がわからなければ、部分もわからないんです。
これをあなたの人生や事業などで考えてみてください。
先ほどの例えで「象」にあたるのが、人生であれば「あり方」であり、事業であれば、あなたの「あり方」から派生した「企業理念」のようなものだと思います。
人生や事業のグランドデザインにあたる「あり方」や「理念」の様なものが無ければ、あなたの目の前に現れ続ける様々な事象や決断を迫られる選択を、まさに「部分で捉える」しかないということになります。
で、冒頭でお話しした通り、部分で捉えてそれを繋げていくという直線的な思考だと、迷いが多く、行き詰まることも多いんです。
なぜ迷いが多く、行き詰まるかというと、選択の基準が、
他者との比較
周囲の目
他者のアドバイス
常識
世間体
これまでの自分(過去の経験)
など、様々なパラメーターが絡むので、容易に答えが導き出せませんし、その答えも正しいのかどうか判断不可能です。
乱暴な言葉で言えば、行き当たりばったり、軸がなくフラフラしている、というような状態になります。
逆に、人生や事業の全体像である「あり方」や「理念」がきっちり定まっていると、日々、あなたの目の前で展開する日常の「部分」的なできことに対しても迷いがなくなり、選択も早くなります。
「つねに全体が見えているので、部分もわかる」ということですね。
そして、そのような軸が定まった状態があなたの自信となり、その自信があなたの波動となり、そのあなたにふさわしい現象がさらに引き寄せられるということです。
もっと言えば、天才や超一流といわれる人の思考法にもなりますので、今まででは思いつかなかった発想が湧いたり、インスピレーションも多くなります。
考えてみてください。
あなたの周りでも、「この人すごいな~」とか、「この人、上手くいってるな~」なんて感じる人は、本当の自分はこうありたいという「あり方」がハッキリしてませんか?
あなたが凄い、尊敬できると思う会社も大抵は企業の「あり方」にあたる「理念」のようなものがきちんと定まっていて、社員まで浸透しているという会社ではないですか?
人生にしても、事業にしても、上手くいく秘訣は、本当の自分はこうありたいという「あり方」が明確であるということ。
これは間違いないと思います。
あなたは、日々の「部分」で迷っていませんか?
人生や事業の「全体(軸)」となる、本当の自分はこうありたいという「あり方」を明確に持っていますか?
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