引き寄せの構造
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- 2015年8月9日
引き寄せの法則はシステマティックな構造です
引き寄せの構造はシステマティック
私たちは長い間のしつけ、経験、教育、情報などから知らず知らずのうちに社会通念、常識、自我などが自然と形成されていきます。
それらのベースをもとに、観念(思い込み)が出来上がり、その観念をベースにして意識の方向性、思考パターン(解釈)が生まれてきます。
これって、パソコンのハードとソフトの関係とよく似ているんです。
例えば、持って生まれた肉体的、神経経路的特徴は、ハードウェアやデバイス。
持って生まれた自意識(無意識)や内臓などを動かす潜在意識などはOSで、WindowsならWindows7、MacならMac OS X、と呼ばれるアプリケーションを動かすベースとなるソフトウェアです。
そして、社会通念、常識、自我などをベースとした様々な観念(思い込み)がアプリケーションソフトで、エクセル、パワーポイントなど、目的に合わせて使い分けるOS上で動くソフトです。
このアプリケーションが五感というセンサーでキャッチしたことに対して自動で起動するという感じですね。
そして、観念(思い込み)というアプリケーションの起動に基づいて自動で導き出されるのが意識の方向性、思考パターン(解釈)という結果。
ここで言う”結果”は、量子の現象化、物質化を伴いますので、目の前の現象、現実が変わるということになります。
パソコンの構造に詳しくないとちんぷんかんぷんですよね。もしそうでしたらゴメンなさい。m(u_u)m
また、これはあくまで私の解釈であって正解、不正解はありません。なので、あんまり突っ込まないでくださいね。(*^.^*)
いずれにしても、人間の意識が現象化するという仕組みは結構システマチックだと考えています。
そして、この構造で考えた場合、目の前で起こる現象を変える一番手っ取り早い方法が、意識の方向性、思考パターン(解釈)を変えるということになりますよね。そこを変えれば現象が変わってきますので。
ただし、意識の方向性、思考パターン(解釈)を変えたところで、そのベースにある観念(思い込み)は変わっていない。
観念自体が、本当のあなたが望まない思い込みで固められていたら。。。
「こういう状態を引き寄せたい!」
というあなたの望み自体がそもそも違うという可能性が高いことになります。
そうすると、無意識のあなたが望んでいる”本当の望み”と不必要な観念(思い込み)で固められた表面意識のあなたの望みが衝突を起こします。
で、この衝突に勝つのは無意識です。なぜなら、無意識の方がはるかに影響力が大きく強力です。
ここに引き寄せが上手く機能しない人のカラクリがあると思っています。
上で説明した通り、引き寄せの法則の仕組み自体は量子論的に考えるとシステマチックだと考えています。
ですので、その仕組みをきちんと利用できれば、その通りのことが起きるはずなんです。
それが起きないということはどこかにバグがあるということ。
そして、私が実感する大きなバグの一つが、あなたが、本当のあなたの望みではない望みを引き寄せようとしているということ。
不必要な観念で固められた、”偽りの望み”を引き寄せようとしている、ということなんです。
例えば、あなたの本当の望みは「キレイなカタログを作りたい」ということだったのに、なぜかあなたの表面意識が、「自分の望みは財務諸表を作ること」と信じで表計算ソフトを起動していたら。。。
得られる結果はちぐはぐなものになりますよね。満足のいく結果を得られることは少ないと思います。
ですので逆を言えば、本当の望みを知り、ふさわしいアプリケーションを起動させれば上手くいくということなんです。
それこそ、自動的に。。。(≡^∇^≡)
本当の望みを自覚して、観念(思い込み)というアプリケーションを変えれば、本当の望みは自動的に叶っていきます。
ただし、観念(思い込み)を変えようとする必要はない、と思ってます。
なぜなら、本当の望みを知れば、それに合わせて観念(思い込み)も変わっていくと考えているからです。
と言うのも、引き寄せの法則で大切なのは、「本当の望みを知る」というだけでなく、「望みが実現した状態になる」ということがキーだからです。
あなたが、あなたの本当の望みを自覚し、その状態でいつづけることが出来れば、自然と意識の方向性、思考パターンも変化するからです。
つまり、それにあわせて、観念(思い込み)も自然と変わっていくんです。
ですので、引き寄せの法則をきちんとシステマチックに機能させるためには、あなたの本当の望みを知るということが大前提なんです。
「本当の望みって言うけど、私の今の望みはウソかもしれないってこと?」(`ε´)
残念ながら、その可能性が高いです。(*゚ー゚*)
なぜなら、私がセッションさせていただくと大半の方が、「本当の望みはこれだったんだ~」と気づかれるからです。
つまり、多くの人は、”偽りの望み”を”本当の望み”と勘違いして引き寄せようとするので上手くいかないんです。
なぜ多くの人は偽りの望みを抱いてしまうのか?
簡単に言うと、長年にわたって蓄積された社会通念、常識、自我などで固定化された思考パターンが邪魔をするからです。
当然ながら、その思考パターンは無意識領域で自動プログラムとして機能してますので、その思考パターンをあなた自身が認識して修正するのが非常に難しい。無意識ですのでね。(^_^;)
さらに問題となるのが、無意識領域で自動プログラムとなっている思考パターンがどのようにして形成されたかと言うと、恐れや不安から逃れるためなんです。
そうなると、どうなるか?
この思考パターンの中で抱く希望は恐れや不安からの逃れるための希望ということになります。
となると、その希望を抱く度に、その前提となっている不安や恐れが無意識領域で起動するので、不安や恐れを引き寄せてしまうのです。
良くない状況を作り出す固定化された思考パターンが、知らず知らずのうちに無限ループの様になっている状態、これが、映画「マトリックス」で言うところの、仮想現実の中にいる状態つまり、本当のあなたではない状態です。マトリックスの解説記事はこちら。
本当のあなたの望みを知り、あなたがその様に生き始めれば、無意識と表面意識の衝突もなくなり、目の前の現実も本当のあなたにとって好ましい状況へと変化していきます。
だから本当のあなたの望みを知ることが大事なんです。(^▽^)
そして、”本当の望みを知る”ということは、結局、「本当のあなたはどうありたいのか」ということを知ることなんです。
「あり方」であれば、今すぐにでも、「その様な自分であろう」と決意した瞬間から「その様である」ことが出来ます。
そして、そうなった瞬間からあなたの波動も変わり、本当のあなたが満足する状況が徐々に引き寄せられるというわけです。
そうなると、「本当の自分の望みはどうすればわかる?」って思いますよね。いくつか方法はあるのですが、ここで気をつけないといけない点があります。
多くの人は自分の望みを「月収◯◯万円!!」とか、「素敵な家に住む」とか、「◯◯の様な恋人を作る」とか考えがちですが、これらは望みではありません。
これは手段です。(^^ゞ
実は、手段と断定することも出来ません。
”手段の一つと思われる候補”という感じです。(*゚ー゚*)
なぜなら、あなたが最終的に得たい望みは「感情的な満足」だからです。
いくら月収がウン百万円になっても、いくら綺麗で豪華な家に住んでも、いくら素敵な恋人が出来ても、感情が満たされないと、決して満足は出来ないんです。
ですので、あなたの本当の望みを明確にする、ということは、あなたがどのような感情的満足を得たいのかということを明確にすることなんです。
それが明確にできないと、当然、「あり方」を明確にすることも出来ず、結果、波動も変わらない。つまり、あなたにとって望ましい状況が引き寄せられないといことになってしまいます。
本当の”あなたの望み”、つまり、最終的に得たい感情的満足を明確にする方法ですが、実はやり方はいろいろあって、通常はお客さまの状態、キャラクターを見ながら選択しています。
でも、それでは話が進みませんので、いろんなことで応用できる簡単な方法をお伝えしようと思います。
とりあえず、以下の写真を見て頂けますか?
あなたがこの写真を見た時の第一印象はどうでした?
危ない、大変そう、涼しそう、楽しそう、貧乏そう、かわいい、微笑ましいなど、人それぞれ、感じることが違うはずです。
次にこの写真はどうでしょう?
リムジンの中の様ですが、なぜかエアロバイクが。。。(^o^;)
それはそれで面白いですが、こちらの写真の第一印象はどうでしょう?これも人それぞれ、色んな印象があるはずです。
そして、これらの写真から受ける第一印象から、あなたが得たい感情の要素を見つけることができます。
例えばです。
この二つの写真に対する第一印象をまず大別してみると、「良い印象」、「悪い印象」のどちらかに分けられると思います。(どちらでもない、はなしにして)
もし、良い印象を持ったならば、次に「特にどういう所に良い印象を持ったのか」を明確にしてください。
明確にできましたか?
それが明確になったら、次に「なぜそれが良いのか」も明確にしてみてください。
明確にできましたか?
なぜそれがあなたにとって良いのかを言葉に出来ればいいですが、別に出来なくてもいいんです。「なぜなんだろう?」と考えている時に、きっと身体のどこかが反応しているはずです。
身体の反応を言語化しようとしてるんです。
そして、その反応は、心地良い反応のはずです。
そして、その反応は、あなたが得たい感情の一つです。
この様に、普段あまり意識していない感情の変化を捉えてそれを深掘りしていくと、あなたにとって本当に満足出来る感情の状態を明確にすることが出来ます。
ちなみに、これは悪い印象にフォーカスして、得たい感情を導き出すこともできます。
何が嫌なのかを明確にして、深掘りし、最後にひっくり返せばいいんです。
このような作業を違うパターンで何度か繰り返すと、重要な要素が2、3に集約していきます。
その集約された要素が、あなたが最終的に得たい感情的満足を得るために欠かせない要素となるんです。
そこから、結局、あなたは、どんなあなたであれば、このような満足を感じ続けられるのかを探っていき、「あり方」を明確にできるのです。
本当のあなたが「どの様なあなたでありたいのか」ということが明確になったならば、それは、「操縦桿を手に入れた状態」だと思って下さい。
その「操縦桿」をしっかり握ってブレないようしていれば、本当のあなたが望む状態に向けた引き寄せが起こるはずです。
ですので、操縦桿をブラさないということが重要です。そして、その操縦桿をブラさずにしっかり握るコツがあります。
ありたい自分でいる、つまり、得たい感情を出来るだけ感じ続けられる自分でいるということが、良い引き寄せを起こすコツです。
ですので、その感情を維持するコツということになります。
感情を維持するコツと聞くと、あなたはどんなイメージを持ちますか?どちらかというと、「思考をなんとかしょう」というイメージを持ちませんか?
つまり、思考をコントロールすることで感情をコントロールしようとする方法です。「思考は現実化する」という本があるくらいですから、多くの人が、「思考をなんとかしよう」としがちです。
ただ、実際は思考をコントロールしようするのは非常に難しい。
私もかつては「思考をコントロールしよう」と色々やっていましたが、全然うまく行きませんでした。今の方法を見つけるまでは。
この方法を見つけてからは、感情をコントロールすることが以前よりもずっと簡単になりました。そして、良い感情を維持することも容易にできるようになりました。
しかも、思考を維持、コントロールするよりもずっと簡単です。
私がやっている方法というのは、身体の状態を意識するという方法です。
よく考えてみればお解りいただけると思いますが、実際感情を感じているのは身体ですよね。
怒り、喜び、悲しみ、など感情に変化がある時には、必ず身体になんらかの変化が生じています。
つまり、あなたが得たい感情を感じている時、あなたの身体のどの部分がどんな感じになっているのかを観察し、その身体感覚を覚えておいて欲しいんです。
そして、なるべくその身体感覚を再現するようにするんです。
そうすると、不思議と心も整うようになっていきます。なぜなら、心と身体は密接につながっているからです。
身体の状態につられて、心も良い状態に合ってくるんです。ですので、結果的に、思考パターンも心身状態も良い状態に整えられてきます。
ちなみに、私が得たい身体感覚をご参考までに表現すると、
後頭部の上部分がザワザワ
胸のあたりがボワーッとした感じ
肩の力は抜けてゆるい
顔の表情も緩めで少し微笑んだ感じ
目には力が入ってないが少し開き目な感じ
重心が丹田
身体の真ん中に芯が通った感じ
と、なります。
この体の状態を意識することが、常に、今、良い状態を選んでいるということになり、量子論(量子力学)的に解釈すれば、常に良い状態で確定し続ける、つまり、良い状態を引き寄せるということになります。
引き寄せで本当に大事なことは、あなたの本当の望みを知り、本当のあなたはどうありたいのか、つまり、「あり方」を明確にすることが重要です。
そして、この「あり方」が、言わば、あなたらしい人生を生きるための操縦桿となり、その操縦桿をしっかり握ってブラさないことが、本当に望ましい引き寄せを起こすコツとなるのです。
しかし、「あり方」という操縦桿をしっかり握っているつもりでも、常識、世間体、エゴ、他者からのアドバイス、忠告、不安や恐れなどから様々な影響を受けてしまい、知らず知らずのうちに微妙にズレてしまうということは良くあることです。
最初は少しのズレであっても、時が経つにつれそのズレは大きくなります。目的地に向かっている飛行機の飛行角度が一度でもズレたらトンデモナイところに着いてしまいますし、戻るのも大変です。
そういう意味でも、操縦桿をブラさないようにするための役割を担う「計器類」が重要になります。
私がここで「計器類」と呼んでいるものはあなたの人生で大切になる指標のことです。その指標があれば、あなたの「あり方」をさらにブレにくくするばかりか、よりあなたらしく、充実して、楽しく、悔いのない人生を送れるようになると思います。
そして、私自身が特に重要だと思っている指標は二つあります。その二つの指標とは、「充実感の指標」と「価値観の指標」です。
充実感の指標は、あなたが、より充実した、楽しい人生を送るための指標です。
価値観の指標は、あなたにとって本当に大切なもの(こと)をないがしろにしないための、そして、悔いのない人生を送るための指標です。
この二つの指標を明確にすることが「あり方」という操縦桿をブレなくする計器類となり、より軸がしっかりした、ぶれない「あなた」を作ることになります。
充実感と価値観の指標の見つけ方ですが、私がセッションで使っている方法の一つをご紹介します。
基本的にはお客様の状態や性格を見ながらワークを選ぶのですが、今回ご紹介するのはNLPという心理学で主に用いられるタイムラインという手法を応用したものです。
二人でやった方が客観的な視点が入るのでより効果的なんですが、一人でも出来ますので、今回は一人でやる方法をご紹介します。
まず、一人になれる部屋を用意してください。部屋は広いに越したことないですが、ある程度歩けるスペース的余裕があればOKです。
そして、その部屋の中にあなたが生まれてから現在に至るまでの人生の線(ライン)をイメージしてください。
例えば、あなたが「生まれた時」を部屋の入り口として、そこから一番離れた窓側の一箇所を「現在」とするなど、「生まれた時」と「現在」の位置を決め、イメージ上でそれをつなげてください。
今回は充実感の指標の探し方を例にして説明します。
まず、生まれた時の場所に立って下さい。
そして、徐々に現在の位置に向けて歩いていきます。
そして歩きながら、過去の楽しかったこと、充実感を感じたこと、夢中になってやったこと、何故か好きだったことなどを思い出していきます。
線を歩く時に、「小学校の時、中学校の時」など、ある程度時代を区切りながら歩いた方がいろいろ思い出しやすいと思います。
また、思い出した内容はポストイットにメモするなど残しておいてください。
そうしながら現在位置までたどり着いたら線から少し離れて、線の全体を見渡せる位置に立ち、眺めてみてください。
その時に、「あ、私はこういうことが楽しいんだ~」とか、「こういうことに充実を感じるんだ~」と気づいたことがあればメモをしておいてください。
次に、色々思い出したことの中から特に印象的な思い出や気になる思い出などを2、3ピックアップします。ピックアップしたら、それぞれの出来事の一つ一つをできるだけ詳細に思い出していきます。
思い出しながら、「特にどの部分に楽しさを感じたのか」、「なぜその部分に充実を感じたのか」を明確にして、深掘りしていきます。
このようにして、一つ一つ丁寧に思い出していくと、大体共通する要素が必ず出てきます。
そして、その共通する要素が「充実感の指標」となるものです。
価値観の指標を見つける時は、感動したこと、心が動かされたこと、魂が震えたこと、などを思い出していき、同様の手順を踏んでいきます。
以上が指標を見つけるワークの一つです。
当然ですが、これらの指標は全て、あなたの中に元来備わっているものです。
しかし、それらは忙しい日常生活の中でないがしろにされ、常識、社会通念、エゴなどに阻まれることで、なかなか表に出てこれないんです。
それを表面意識上に引っ張り上げ、言語化することで明確な指標にすることが大事だと思っています。
人は常に、意識、無意識に関わらず、何かを選択しつづけています。
その選択を、ほとんどの人は、社会通念、世間体、エゴなど、本来の自分とは違う基準に明け渡してしまっており、自分にとって本当に大切なことを基準に選択出来ていません。
そうすると、当然、本当の満足を得られないばかりか、後で「こんなはずでは。。」と後悔することになってしまいます。
そうならないためには、まず、どうありたいのか、つまり「あり方」を明確にし、そうあり続ける。
そして、そのあり方を支える「充実感の指標」、「価値観の指標」を持つ。
それに従っていれば、あなたにとって本当に望ましい現実が、それこそ自然に引き寄せられるということなのです。
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