意識と可能性の物理学
- 引き寄せと量子論
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- 2016年10月20日
意識と可能性の物理
量子力学(量子論)は可能性の物理学と言われています。
なぜなら、「この世に確定しているものは何もなく、唯一それを確定させるのは意識だ」としているからです。
つまり、量子力学で言えばこの世には可能性しかないんです。
でもその一方で、私たちはその可能性を限定し制限するような思い込みを、それこそ何万通りも持っています。(;^_^A
思い込みとは、あなたが「そうに決まっている」と勝手に確定させているものです。
で、「そうに決まっている」と意識しているので、その意識した通りに確定した現実が現れているわけです。
この現象をカメラのレンズに例えるとわかりやすいかもしれません。
例えば、あなたが子供の写真を風景と一緒に撮っているとします。
その際にあなたが意識しているのは大抵その被写体となる子供です。
もちろん風景もある程度考慮に入れながら撮るとは思いますが、ほとんどの意識はその被写体である子供に注がれているはずです。
レンズを通して見ると最初はこんな感じで全体的にぼんやりしています。
で、この状態だと子供がよく見えないので子供にフォーカスする、つまり子供に意識を注ぎます。
そうするとレンズのピントが合うので、子供ははっきり写ります。
でもその一方で、子供ははっきりしますが、その背景はぼやけたままだったりしますよね。
一眼レフなどの本格的なカメラの場合なおさらそうなります。
つまり、子供という被写体はさらに際立ち、それ以外の風景は曖昧になるわけです。
これはある意味で、その風景は確実にそこにあるのに、はっきりと意識されない状態ということです。
この現象をあなたの可能性に置き換えたらどうなりますか?
つまり、ここで言うピントが合った状態の子供が「そうに決まっている」と意識していることです。
背景の風景に、もしかしたらトンデモナイ可能性があるかもしれませんが、フォーカス、つまり意識していないので、見えないんです。
あなたの目には写っているかもしれませんが、意識していないので見れないんです。
つまりは、あなたが意識したものしか可能性がない、となりますよね。
実際には可能性はあなたの周りにたくさん存在していても、それを意識していないので、あなたの中ではその可能性はゼロなんです。
量子力学の創始者の一人であるハイゼンベルグ博士はこう語っています。
”原子は物質ではなく、ただの傾向に過ぎない”
これは「量子状態は確率でしか表せない」という量子の性質を語った言葉です。
原子も広義では量子ですが、全てが量子で出来ているこの世にあっては、確定しているものなどそもそも何もない、ということでもあります。
この量子力学の概念があなたの実感からは程遠く、急進的に思えることは私も理解できます。
でも、ここで言われていることは、それこそ100年ほど前から世界の天才たちが実験と検証を重ねてきた結果の科学的事実なんです。
ですので、物体としての実体も、そもそもは物体ではない。
そして、あなたが「そうに決まっている」と思っている現実も、実は確定していない。
物質も、現実も、ただの可能性なんです。
なので、あなたは、その何万通りもある可能性の中から、単にあなたの現実を選択しているだけなんです。
ただ、その選択がほぼ無意識で行われているので、あなたはそれを自覚できないだけ。
だから、あなたの無意識、すなわち潜在意識を、本来のあなたの望ましい状態に戻していくことが重要なんです。
そして、本当に望ましい状態を選択し、確定させていくんです。
本当のあなたの持つ可能性は、このお花畑の花の数ほどあるんですよ。
それを意識しないともったいないでしょ?(*^.^*)
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