引き寄せの法則を量子論と脳科学をベースにしたメソッドで提供

量子論的目標設定

NHKのEテレでやっている又吉さんの番組「ヘウレーカ」。

先日は量子コンピュータの専門家である東北大学大関准教授が出演されていました。

量子の性質から量子コンピュータの仕組みに至るまで説明され結構面白かったです。(≡^∇^≡)

量子の性質を説明する際に大関さんが使ったのが「量子は可能性の中にある、ただし見るまでは」という言葉。

つまり、量子は人間が目視する前は波(エネルギー)の状態なので、量子がいつ(時間)どこ(位置)に粒(物質)となって現れるかはあくまで確率(可能性)でしか示せない、ということです。

ちと難しいですがね。(;^_^A

もうちょっと簡単に言えば、そもそも量子は「多分こんな感じ」とか「恐らくこうなっている」というような曖昧な状態にあり、確定した状態にはない、ということです。

見るまでは、ね。(*^.^*)

又吉さんも「え〜??、どいうこと??(@Д@;」なんて頭抱えてましたが、又吉さんが理解しようとした例えがなかなか秀逸だなと思いました。

又吉さんはこんなこと言ってました。

“例えば、「若者」って言ったら曖昧だけど、若者の中から「お前」って一人を指差したら若者はその一人になる、ってこと?”

これを聞いて「なるほど〜、さすがだなー」、なんて思いました。(*´ェ`*)

若者と言っても非常に曖昧な言葉であり、年齢層など明確な定義はありません。

40、50代の人から見たら20代や10代は間違いなく若者ですが、80、90代の人から見たら50、40代も若者と捉えるかもしれません。

つまり、若者と捉えられる層はその人の状態にあわせて10代から50代まで、もっと言えばそれ以上の可能性も考えられるわけです。

でもその層の中から「お前!!」と一人を見た段階で、若者はその一人に確定する。

その時点で「10代から50代までの可能性」という曖昧な状態から、特定の一人という実在に確定するのです。(^人^)

これを「結婚相手探し」に例えたらどうなるか。

「結婚相手はあの人以外考えられない!!(゚Д゚;」なんて感じになると、他の人が結婚相手になる可能性は消えます。

「あの人」しか見てないので、他の人は結婚相手として実在していないも同然になるからです。(・ω・)b

特定の一人と決め込んでなくても、「年収〇〇万円以上」とか「身長〇〇センチ以上」とか「大卒以上」とか色々条件付けるほど、それ以外の人は結婚相手として実在しないことになります。

見ていない=実在していない、になりますから、量子論的に考えればそうなるわけです。(。´・∀・)ノ゙ バィバィ~

この様な条件付けもある意味目標設定ですが、実は目標を具体的にすることがその人自身を苦しめることになっていたりします。

なぜなら、具体的な目標を設定する=それしか見ない=他の多くの可能性を潰している、とも考えられるからです。(●´З`●)ゝ

結婚相手の条件を「異性」とだけ定義していれば、それだけで単純に35億通りの可能性が考えられます。

ブルゾンちえみさんの言う通り、地球に存在する人間の約半分は異性だからです。(・ω<) テヘペロ

その条件を、日本人、年収、学歴、職種、趣味などどんどん絞るほど、当たり前のこととして可能性の数も少なくなります。

その条件に見合う人の数もどんどん少なくなるからです。(*・ω・*)

そして、その数が少なくなればなるほど、それを得られる確率も下がっていきます。

「結婚相手はあの人以外考えられない!!(゚Д゚;」という場合だと、あの人は地球に一人しかいないので、単純な確率という点では35億分の1になる。

もちろんその人とは言葉が通じるとか、同じ国に住んでいるとかいろんな変数もあるのですが、単純化して考えれば35億分の1、つまり確率的には限りなく低くなるわけです。

東北大学の大関准教授は、「量子はあくまで可能性の中にあるので、これしかないと決め込まず、いろんな可能性を考えるのが大事」、という旨の話をされていました。('-'*)(,_,*)('-'*)(,_,*)   

その例として、現在唯一商用化されている量子コンピュータ「D-Wave」の話をされてました。

D-Waveの基本技術は当初量子コンピュータを作る目的に開発されたわけでなく、全く別の目的で開発されていたのですが結局上手くいかず、他の用途に使えないかと模索している中で「量子コンピュータに使える」ということがわかり、結果D-Waveの開発につながったそうなんです。

つまり、一つに絞らずにいろんな可能性を探ったことにより世界で初めての量子コンピュータの開発、商用化につながったのです。( ゚Д゚ノノ☆パチパチパチパチ

D-Waveは「量子アニーリング」という方式を使っており、組み合わせの最適化を見つけ出すなどの用途に絞られるのですが、それでもNASAやグーグルが採用するなど名だたる企業が利用しています。

「このためだけの技術」、「これでしか使えない」などと決め込まず、いろんな可能性を模索したことがD-Waveの開発につながったのです。

このブログや本の中でも書いていますが、私も、「これだけを目指す」という具合に目標設定をすることはあまり有効でない、と思っています。

大関さんもおっしゃっている通り、「これだけ」と決めた時点で他の可能性が消えるからです。

さらに言えば、「これを目指す」という意識ですから、裏を返せば「今はそうじゃない」という意識です。

「今はそうじゃない」と意識しているので量子の状態がその状態で確定し続ける、つまり、「そうじゃない」という状況が続くということです。ε-(o´ω`o)

結局人間が最終的に求めていることは「感情的に満足する」という非常に曖昧で感覚的な体の状態です。

これに例外はないのです。

その体の状態を得ようとして具体的な目標を作って頑張るのですが、体の状態ですので、自分の意思でその体の状態を今ここからでもある程度は作れるのです。

であるならば、その状態を今ここから作り、その状態がさらに増幅するような選択、決断を増やしていく。

そうすれば具体的な結果が自動的に達成されるのです。(^O^)/

あなたは具体的な目標を設定して、ひたすら頑張っていますか?

頑張ることが好きならそれでも良いですが、くれぐれも他の可能性を潰さないようにした方がいいですよ。(σ・∀・)σ

 

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