不安が消えない理由
不安が消えない理由
セッションの中で時々お客さんから「絶対的な安心を得たいんです」とか、「不安を全く感じない状態にしたいんです」というご相談を受けます。
そういうお客さんにはしょっぱなから残念なことを言っちゃいます。
「不安?絶対に無くなりませんよ~」(^ε^)♪
良い状態を引き寄せるんだから、絶対に不安な感情を持つのはダメ!!なんて思っている人もいますが、そんなの土台無理な話です。(;^ω^A
不安が全く無い状態なんて、絶対にあり得ないんです。
なぜあり得ないかというと、本能が不安を求めるからです。
いくらあなたが表面意識で「不安をなくしたい」と思っていても、本能は不安を求めているので、決して無くならないんです。
で、なぜ本能が不安を求めるかというと、不安と喜びは表裏一体だから。。。
考えてみて下さい。
不安が大きければ大きいほど、その不安を克服した時の喜びは大きくないですか?
あなたは、絶対にクリアできるゲームや、解き方がわかっているパズルを何度も繰り返しやりたいですか?
やりたくないですよね。(〃∇〃)
子供でさえ簡単にクリアできるゲームは飽きちゃいます。
やはり人が楽しみを感じるのは、クリアできるかどうかわからないステージだったり、より難しいパズルだったりするもんです。
つまり、クリアできないかも、解けないかもという不安や困難を伴う状態です。
そのような困難、不安を感じる要素がないと、本当の意味で楽しめないし、喜べないんです。
そして、それは人生についても同じこと。
全く安心しきった、なんの不安や困難さがない状況だと、あなたは絶対に飽きる筈です。
ディスニーランドに「イッツア・スモールワールド」という幼児用のアトラクションがありますが、あれにずっと乗ってられますか?
やはり人氣があるのは、ちょっとした困難さや、スリルがあるアトラクションではないですか?
人は成長すると、自然とそのような刺激を求めるようになるからです。
だから、人生においても、不安や困難を無くそうとしたり、目をつぶって見ないようにすることはおかしなことなんです。
「不安や困難がない」、となると、あなたの本能(あなたの本質)は自然と不安や困難を求めだします。
そうすると、結果的にいつまでも不安や困難が消えないことになる。。。(・Θ・;)
不安や困難という刺激は必要ですが、いつまでも続くと嫌でしょ?
だから、不安や困難に無くそうとしたり、見ないようにするのは逆効果なんです。
逆に、しっかり不安や困難を味わったり向き合ったりするんです。
別に不安や困難を解決しようと躍起になる必要はないんです。
ただ、しっかり味わって向き合えば、自然と解決の糸口に氣づくものです。
これが「陰極まれば陽に転ずる」ということです。
そして、あなたは、その不安や困難を克服した時に、新たな喜びや楽しみを見出すはずです。
その時が、あなたの人生というゲームのステージが一つ上がった時なんです。(*^.^*)
ステージクリア!!、次のステージへ!!(^O^)/
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